農家さんからお借りしている野菜畑が農地の原状復帰事業の対象となり,冬の間にブルドーザーで整地されることになりました.冬作を植え付けているところですが,途中で生育調査を終了することになるかもしれません.ともあれ,今日の作業は生育調査です.カリフラワー(美星,オレンジ美星),ハクサイ(タイニーシュシュ)とも大きくなってきました.
野菜畑,工事の予定
2012年10月29日
2012年10月29日
農家さんからお借りしている野菜畑が農地の原状復帰事業の対象となり,冬の間にブルドーザーで整地されることになりました.冬作を植え付けているところですが,途中で生育調査を終了することになるかもしれません.ともあれ,今日の作業は生育調査です.カリフラワー(美星,オレンジ美星),ハクサイ(タイニーシュシュ)とも大きくなってきました.
2012年10月20日
岩手大学オープンキャンパス(2012年10月20日)に,クッキングトマトの試食会とアンケート調査を行いました.試食会で供したお料理は,すずこま,にたきこま,なつのこまを煮詰めたピューレをクラッカーの上において粉チーズを振りかけただけのシンプルなメニューでしたが,大変好評で,とくになつのこまが人気でした.アンケートは100名を超える皆さんにご協力頂きました.ありがとうございました.
2012年10月19日
加藤さんを中心として行っている,シイタケ廃菌床を利用し他被災土壌改良の試みが日本農業新聞(2012年10月19日)に取り上げられました.日本農業新聞記事の要旨はこちらです.
2012年9月27日
当グループを中心として「津波被災農地におけるストレスの計測と軽減に関するセミナー」を開催しました.
日時 平成24年9月27日(木) 13:00~16:00
場所 岩手大学農学部1号館2階 1号会議室
話題提供
園池公毅(早稲田大学) : 光合成反応で計る植物のストレス
「光合成とは何か」(講談社ブルーバックス)の著者に,光合成の電子伝達系やクロロフィル蛍光について解説していただきました.
小沢 聖(明治大学 ) : 水ストレスの緩和技術
土塊を残す耕耘法で土壌水分を制御する技術や,植物の環境適応機能を引き出す手法などを紹介していいただきました.
2012年9月26日
明日開催される「津波被災農地におけるストレスの計測と軽減に関するセミナー」に講師としてお招きした早稲田大学の園池公毅先生と明治大学の小沢聖先生を陸前高田竹駒町の野菜畑見学をかねて三陸沿岸にご案内しました.陸前高田市ではまだ瓦礫の処理が続いています.お二人とも,なかなか進まない復興の様子に心を痛めておられるようでした.ちょうど端境期の野菜畑ですが,栽培法の確立を得意とされる小沢先生,畑をご覧になり何かひらめいたようでした.その後病院跡地近くの常時湛水している被災水田を見学しました.
実りの秋に田んぼが空っぽなのは寂しいものですね.その後大船渡経由で盛岡に戻りました.さて,明日はセミナーです.勉強,勉強!
2012年9月20日
今日の作業はキャベツの防除作業,それから冬作カリフラワーの定植,ハクサイの播種です.カリフラワーは少人数の家族でも食べ切りやすい手頃な大きさが魅力の美星(みせい)とオレンジ美星を定植します.美星は可食部が白いのですが,オレンジ美星はその名の通り美しいオレンジ色になります.写真は株間を測りながら行っているカリフラワーの定植作業です.
播種したハクサイの品種はタイニーシュシュ,こちらも小ぶりで食べ切りやすい大きさの新品種です.核家族化した現在では,4つに分けたハクサイがよく売られていますが,切り口から鮮度が落ちやすいのが欠点です.その点,小ぶりなハクサイは1個そのまま販売できるので消費者には魅力的なのではないでしょうか?最後に定植したカリフラワーと播種したハクサイの上に虫よけのべたがけ(不織布)を施しました.
2012年9月6日
まだまだ残暑は厳しいですが,野菜畑は冬作への作業が本格化してきました.本日の作業は,キャベツの収量調査と防除作業,クッキングトマトは次の植え付けに向けての後片付けです.元気に育っているキャベツの側に,キノコ発見!シイタケ菌床のせいでしょうか?キノコがよく生えてきます.シイタケ菌床投入の指揮を執っている加藤助教によると「シイタケも時々生えてきますよ」とのことでした.キノコや土壌微生物によって,土壌内にすき込まれたシイタケ菌床の有機物は植物が吸収しやすい形に変化していきます.
2012年8月30日
今日の作業は,トウモロコシを片付けて冬作用キャベツの植え付けることと,クッキングトマトの収量調査です.すずこま,にたきこま,なつのこま,いずれもコンテナ一杯分の収穫がありました.並ぶと壮観です!
トウモロコシの作付けは本日で終了し,その場所に冬作のキャベツを定植しました.冬キャベツは煮物にすると美味しいですよね.楽しみです.
2012年8月23日
トウモロコシは最後の生育調査です.被災した土壌へのシイタケ廃菌床投入の効果は,見た目の生育にもはっきりと現れていますので,調査したデータを解析すればよりはっきりとその効果のほどが分かると思われます.暑いですが,頑張って作業!
クッキングトマトの収穫も最盛期に近くなってきました.こちらもシイタケ廃菌床投入の効果を確認するために,収量調査をしています.3人がかりで作業中です.
2012年8月16日
今日の主な作業はトウモロコシ・クッキングトマトの収量調査とカラスよけのテグス張りです.トウモロコシは高さがちょうどよく食べやすいのでしょうか?カラスの食害がいくらか見られました.下の写真は,動物よけ柵越しの野菜畑ですが,柵を巡らせておかないとハクビシンやシカもやって来るようです.
ところで,野菜畑の活動には,大学院生や4年次の学生が修士論文・卒業論文研究で忙しい中ボランティアで参加してくれています.皆,三陸沿岸が復興を遂げるお手伝いをしたいという思いを強く持っているようで,頼もしい限りです.
水田のもみ殻湛水栽培でもトマトとナスが収穫されました.湛水栽培の野菜は,周囲の田んぼが水落としをするころ,用水の水が来なくなり一時干上がってしまい,水不足となりあまり生育がよくありません.それでも少しですが収穫がありました.